私と上司の秘密
私は、カーディガンを脱いで、膝の所に置き、シートベルトを閉めた。


課長も車に乗り込み、走らせた。


何気に、課長の方を見ると、右手で、
ハンドルを持ち、左手は、シフトレバーの上にのせていた。


課長の左手を見ると、細くて長い指に
大きな手。


手の甲の浮き出た血管。


『私の好きな課長の手…。』


うっとり見つめていた。


私は、無意識に課長の手の甲の血管を、自分の指で、なぞっていた。


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