私と上司の秘密
「俺の家まで帰って置いてくるのめんどくさいから、出張から戻って来る間、ここの駐車場に車、停めさせておいてくれないか?」


『私に確認している言葉に聞こえるが、
きっと、課長のことだ。
私に拒否権などなく、と言うか、もう泊まっていくことは、確定しているのだろう。』

そんなことを思う。


でも、そのことが別に嫌という訳ではなくて、
むしろ、嬉しいと思う自分がいた。


「いいですよ。」

そう一言無表情気味に返事をした。


嬉しいという気持ちが顔に出て、バレない
ように…。


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