私と上司の秘密
急いで、自宅に戻った。

自分の部屋の階に着き、角を曲がった所で、
私の部屋の前の扉にもたれるように立っている人がいるのが、見えた。


遠くからでも、課長だということがすぐに
分かった。


課長の姿を見た途端、気持ちが高ぶり、
思いきり勢いよく廊下を走った。


私の廊下に、こだまするように響くヒールの
足音に気付いたのか、課長がこちらを向いた。


課長の前に着いた時、

「一週間くらい、こっちに帰って来ないんじゃなかったんじゃないですか?」

「何か、早く帰ってきたら、マズいみたい
だな。
清水と、デートしてたしな。」

「ち、違います。
食事しようとしていただけです。
結局、食べずに帰って来ましたけど…。」

全力で、否定した。
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