私と上司の秘密
「凛のこととなると、理性が無くなりそうだ。
今日も、凛に会いたかったから、仕事を即行
終わらせて、急いで新幹線に飛び乗って戻って来た。
清水に手を出される前にな。」

「そんな、ないですよ。」

全否定して、あり得ないと思う。


「アイツ、凛のこと、絶対狙ってた。
アイツと二人きりになるの、禁止な。」

言葉の語尾を強調するように話した。


「清水君、私のこと、何とも思ってない
ですって。
それに、そんなの、無理ですって、
課も一緒なんですし。」

反論すると、

「あっ、そっか、アイツを異動させればいいん
だな。」

課長は、不敵な笑みを浮かべた。


「言っていること、無茶苦茶ですって。」

「いや、真剣に言っているつもりだけど。」

「そっ、それは、マズいですって…。」

課長の顔が、真顔で、冗談を言っているようには見えないので、本当に実行しないか若干、
不安になる。


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