私と上司の秘密
「…、今、元カノのとか思っただろう?
顔に思いきり出てる。」

「バレました?」

『私、顔にそんなに出てたかな?』

「違うぞ、女は親以外、凛が初めてだ、
安心しろ!
それはな、この歳になると、結婚式にけっこう出てるから、その時の引き出物とかだ。
凛は、結婚式出たことあるか?」

「いえっ」

「そうか。
じゃあ、分からないかも知れんな。
俺に焼きもち妬いてくれて嬉しいな。」

そう言って、お玉を持っている反対の手で、
私の頭をくしゃくしゃ撫でた。
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