私と上司の秘密
「続けていいぞ。
お互い様だからな。」


と言って、唇の片方の口角を上げてニヤリと
笑う。


そして、また、私の口元に手を寄せてきた。


一瞬迷いがあったが、私は、誘惑に負けて
しまい再度、課長の手を寄せ、今度は、
浮き出た血管に沿って、指で何度も上下に
撫でていた。


「その光景、エロいな。」


課長が呟く。


課長は私の脚元から、上目遣いで私を見て
いた。


私は、自分には、色気なんかないと思うのに、課長の言っている『エロい』という意味がよく分からない。

< 42 / 299 >

この作品をシェア

pagetop