私と上司の秘密
私は、我を忘れて、課長の手に満たされていたが、

「さすがにそろそろ、仕事に戻らないとな。」


課長は、突然立ち上がり、私の頭を軽く
『ポンポン』とたたいた。


いつもの涼しい仕事の顔に戻っていた。


そして、

「また、今夜。
後で連絡する。」


と言って、会議室に私を一人残し、先に
出ていった。


私は、熱が冷めず消化しきれないまま、ただ、
放心状態で、その場に立ち尽くしていた。


その日の仕事は全く集中出来ず、いつにも
増してミスの連続で、頭の意識は、どこかに
飛んで行ってしまったようだった。
< 43 / 299 >

この作品をシェア

pagetop