ただいま。
「え、追い出すって」
「唯花、あのな」
「もう早く!」
結局俺と先生は唯花の病室から出た。
あんなに怒ることないだろうに。
しかも、唯花・・・幼馴染って・・・。
「有岡くん、コーヒーで大丈夫だったかな」
「あ、すみません。いただきます」
先生と2人で別の部屋に移動して、向き合って座った。
この部屋はどうやら会議室らしかった。
机がずらりと並んでいる。
「有岡くん、きみは青葉さんの幼馴染なのか」
「まぁ、そうなんですけど・・・」
「違うの?」
「いや・・・」
すごくもどかしいけど、ここで「彼氏なんです」ってなかなか恥ずかしい。
「もしかしてそれ以上の関係だったり?」
「・・・先生、おいくつですか」
「見かけによらず45歳だけど」
あー、俺らの親と同じくらいなんだな。
見た感じからしてもっと上かと思ったけど。
「でもさっき青葉さんはきみを『幼馴染』だって言ってたね」
「聞いてたんですか」