ただいま。

「何年一緒にいると思ってるんだ!って。よく漫画とかで言いそうなセリフ、言ってみたかったから使ってみた」



「・・・それに関してはノーコメントで」



「「・・・ハハッ」」





これが潤の優しさであって、別にふざけてるだけじゃないって分かっている俺も、そのセリフ言えるよな、なんて。



出してもらったお茶を一口だけ飲んだ。




喉をスーッと冷たいお茶が通って行くのがわかる。


ちょっとだけ、落ち着けた。




「さ、てと。どうしたい?話す?それとも俺はこのまま鳴のお茶を飲んでは『あー生き返る』って顔を拝んでおけばいい?」



「後者でも良いけどな」


「わか」
「嘘。なんかそれよく考えたら気持ち悪かった」




「おっけ」







多分このまま隠してたって、潤にはバレるし。


そのうち結局、潤と叶にも伝わるときが来るだろうし。





俺はさっきの出来事を、先生との話を、潤にゆっくり話していった。


今すぐに記憶喪失とは決定づけられないこと、でもこれから先それがわかったらどうしたらいいのか正直怖いこと。


< 26 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop