ただいま。
何を考えてもダメな方ダメな方に考えて、頭の中がグチャグチャなこと。
全部潤は静かに聞いてくれた。
時々お茶をすすりながら。
・・・冷たいウーロン茶のはずだけど。
「鳴さん」
「ん」
俺が一通り話終わると、潤が俺を呼んだ。
珍しく、さん付けで。
正直気持ち悪いけど、それは言わない。
「俺はね?さっき、鳴が道を歩いてて、それはそれは怖かったよ?」
「俺が歩いてただけで?そんな怖い顔してたか?」
「してた。それはもう。生気を抜かれた死人のような顔だった」
死人。
俺が?
「今、話聞いてわかったけどさ、そりゃ怖かったよな。俺だってもし、好きな相手が記憶喪失かもしれないとか言われたら、鳴と同じ感じになるかもしれない」