*生徒会の君と甘い文化祭*
「・・・っ!・・」
まさか心の声が口に出てだなんて・・。
「ははっ、そんなに落ち込まなくても」
知られたことにがっくり肩を落とすあたしを見てくすくす笑い始める。
「なっ!笑わなくてもいいじゃないですか!」
「ごめんごめん、つい。
・・・・でも、どんなことがあったかはよくわかんないけど江ノ沢さんは諦めの悪い女じゃないよ。
それに、自分の好きな人をそんな簡単に忘れたら 、好きな人って言えないと思う。
だから、徐々にそれでいいと思うよ」
窓の方を見ながらニコッと微笑む。
先輩・・・・。
優しい言葉また涙腺が緩んでくる。