優雅に舞う天使と花(加筆修正版:更新中)

赤羽さんの目つきが怖い。

だけど、私は…。

あんなに酷い事ばかり言われても

……でも、私はやっぱり

赤羽さんが好き……。

こんなに酷い事ばかり言うのは

きっと何か理由があって

わざとじゃないかとも思う私もいる。


……赤羽さんは有能な人だから

私の事を考えてわざと酷い事ばかり

言ったんじゃないかと

自惚れてしまいたくなる。


それに赤羽さんは本当は

優しいんじゃないかと思う。

たった半年だったけど

赤羽さんのおかげで

仕事を頑張ろうと思えるやる気と

力を与えてくれたから…。


だから今酷い事ばかり言われても

私はあの笑顔が忘れられない…。


だから、怖くても言わなくちゃ。

また酷い事ばかり言われても

伝えなくちゃ……。

私は震えを抑えながら

離すもんかと思いながら

赤羽さんを掴んだまま口を開いた。










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