あまのじゃくな彼女【完】
会長を見送るため相澤さんが席をはずすと、呆然と立ち尽くす私の腰にするりと腕が絡む。
「やっぱりやだ、は無しだからな?」
「わっ…わかってる!断るつもりなんてなかったってば」
「そう?まぁ、断っても逃がさないけどね」
満足そうに微笑むと、シュンちゃんは甘い甘いキスを降らせてきた。
久しぶりの甘い時間。誤魔化されない!って思うのに、心地よいキスに思わず酔いしれる。
その翌日。
「部長が吉村とキスしてた!」と目撃情報が広まり、早々に公の婚約者として紹介されるはめに。
「きっと部長の仕業よ」と相澤さんが教えてくれた。
