猫の世界と私
「何?」

「私が知ってる結愛と瑛祐君との思い出を話してもいいかな…」

「え…」

「ダメかな…?」

「ううん…いいの…?」

「うん。話さなきゃいけない気がするから…」

「…分かった…聞かせて…」



確かに聞きたかった。
結愛自身と、彼、瑛祐との思い出。
結愛が思い出すことができなかった思い出を。



「瑛祐君から聞いた結愛のこと…二人が付き合い始めた始まりは、ここ、教室の窓際。だけど、出会いはもっと前よ」

「…え、前…?」



首を傾げる結愛を尻目に、未来の話は続いた。
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