°°ワガママの果て°°
悟くんのキスは優しくて
一瞬で全身のチカラが抜けていく。
嫌なことも不安も全てが消えてしまう。





初めて悟くんとキスしたのは
高校1年生の冬。
あの一瞬を今でも鮮明に覚えている。
一瞬だけ触れた唇が離れた瞬間…

緊張と嬉しさで震えが止まらず、
足にチカラが入らなくなり
悟くんの手を掴みながらその場に崩れ落ちた。




あの時も大好きだった。
付き合っていなくてもそばにいたかった。




それは今も変わらない。
この冬も悟くんを想っている。




ギュッとされた胸の中
耳元で悟くんの声が響く。








「俺はまだお前が好きだから…」


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