怨ーline
 でも……
家のオカンもバカなら、其処にいる連中全部ノータリンだ。


本当にバカなヤツだよ。
アンタがシャシャリ出て来なかったら、土下座なんて屈辱味合うことも無かったのにな。


親達だって大バカだ。
私がどんだけズル賢いのか知りもしないで、信じきっている。


本当は気付いているのかも知れないけど、どんなことがあっても味方に付いてくれるのだから……
ま、それだけ愛しているってことなんだろう。
だから私はそれを逆手に取って、遣りたい放題遊ばせてもらっているんだよ。




 小学生の頃の話だけど、私は恨みは忘れない。
この私にあんな労力使わせておいて……
土下座で済んだだけでも儲けもんだろう。


だから携帯を盗んでその恨みを晴らしたんだ。


私はあの時から、彼女の母親から特別視されているみたいなんだ。
その原因を作ったのはオカンだ。


土下座させてやったことを自慢したからなんだ。
私がどんなに正義感に溢れている人間かを知ってもらうためだったようだ。


だからそのために、私はオバサンを追い込む作戦を考えなくてはならなくなったんだ。




< 8 / 31 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop