先輩とアタシ



「わぁー!格好いいじゃない!いらっしゃい。」

へ。


『お母さん!!どいて!』


オレの目の前に現れたのは、小夜によく似た小さい体に、優しい笑顔の小夜の母さん。



その後ろから小夜がひょこっと顔を出す。


「おはようございます。あの、これお土産です。」


小夜の母さんにお土産を渡すと、


「あらー。わざわざすみませんね。」


『お母さん!もうアタシ出掛けるからね。』


「はいはい。じゃあ、大輔くん宜しくね。」


そしてオレ達は小夜の家を出た。



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