Love lost child
それから真理亜は事あるごとにあたしに絡んで来て仲良くなるのに時間はかからなかった。

そんなある日屋上で2人でお弁当を食べていた。いつもの他愛もない会話
でもあたしは知らなかった真理亜にアレを見られていた何て。

「ねぇねぇ悠莉亜ちゃんってさ?彼氏とかいるの〜?」
「あたしは居ないなか?」
「へ〜。。。。じゃぁ何で翔君と音楽室であんなことしてたの?」
「えっ。。。。何で知って。。。。」

あたしは持っていた箸を落とした。真理亜はにっこりと笑顔を向けるが目が笑っていない。

「私ね?前から翔君のこと好きだったのに。。。。悠莉亜ちゃんひどいよね〜」
「。。。。」
「否定しないんだ~?悠莉亜ちゃんって最低~」

真理亜はその言葉を残して屋上を出ていった。
どうすればよかったの?宮城はあたしにいいよって来ただけ。いつもみたいにただ相手をしただけなのに。。。。あ。。。。それがいけないのか。。。。ならあたしは人を好きになったらダメなのかな?



< 6 / 11 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop