幼馴染と甘恋っ!♡
「おはよー、唯っ」
「おはよっ」
朝、叶ちゃんに声をかけられ一緒に教室に向かう。
すると…
「…け、圭ちゃん……」
そりゃ、同じ塔の同じ階だから
いくら会いたくなくても、会っちゃう。
ううん、会いたくないなんてウソ。
いつだって、会いたいって思ってた。
小さい時から、いつだって圭ちゃんに会いたかったもん。
顔を見るだけで、好きだなぁって思う。
だけど、だからこそ会いたくないの。
「唯、おはよ」
笑うと、少し垂れる圭ちゃんの目。
ほんの少し、困ったようにうねる眉。
そんな、カオで…
「……うん、おはよう…っ」
これからは、これが普通なのかな。
これからの普通は、これ?
「…じゃあね。」
全く変わらない、優しい声でそう言って圭ちゃんは私たちを通り過ぎた。