現代のシンデレラになる方法



「せんせ……っ」

「何?やめたい?」


そう聞かれて首を横に振る。

泣きそうな私の表情を見て先生が優しく声をかけてくれる。


先生の手が下に降りてくる。

胸とは違う刺激に、思わず声を上げて逃げるように腰をひいてしまう。

だけど先生はそのまま優しく愛撫し続ける。

熱くなったそこが疼くのが分かった。


漏れ出る私の声に誘われるように先生の手は下着の中に。

恥ずかしさのあまり両手で顔を覆う。

そこは自分でもどうなってるか分かっていた。


「ひなた、気持ち良かった?」

正直に、こくんとゆっくり頷く。


……もう、どうしよう。

こんなの恥ずかしくて死んじゃう……っ。




「もう今日はここまでにしようか?」


……うん、と頷いてしまいたい。

でも自分だけしてもらっておいてそんな図々しいこと言えない。

大丈夫です、と言おうとしたところで先生が上のTシャツを脱ぎ始めた。


「……ごめん、聞いておいて俺の方が無理」

いつも何があってもたいていは、平然としている先生。

こんなに余裕のない先生は珍しくてドキドキしてしまう。

「これだけ煽られてやめられない、悪いけど最後まで付き合って」



濡れた下着を脱がされ、先生のものをそこにあてがわれる。

「ひなた、我慢できなかったら言って」

「は、はい……っ」

そうは言ったものの、怖くて体が萎縮してしまう。

そんな私に気づいたのか、先生がキスをしてくれた。

深く優しいキス。


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