初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜
俺は咲子ちゃんに携帯を渡した。そうすると本当に珍しそうにさわったり、見たりしている、まるで未知なものに遭遇したように、キラキラと目が輝いているようにも思えた。 俺はさすがにおかしいと思い始めた、いくらなんでも携帯をしらない九才がいないわけはないだろう、そういえば車のドアのことやノートパソコンのことも知らなかったし、この子は可愛くて礼儀いいし、大金持ちの令嬢かもしれないが、それなら警察か交番に絶対に昨夜中に捜索願いが出ているはずだ、それにキン肉マンと○○年生まれだと言うことは矛盾するなっと色々考え始めていた、一つわかることは、この子はごく一般的な小学生ではなさそうだということだけだった。 するとお巡りさんがなにか不思議そうに見ていたので訪ねてみると「ぼくはよくこの子ぐらいの年齢の子が学校帰りとかで、ここに遊びに来ることがあるけどノートパソコンと携帯を知らなかったことはなかったなー、それに…」といったので俺は「それにって、なんですか?」ときいたのでお巡りさんは「それに、僕はその女の子にあったことあるような気がするんだよ、名前も聞いたことがあるような気がするんだよ。」と言って悩んでいた。
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