ベランダから見える星
「静…
 実に酷いことしちゃった。
 今まではなんともなかったのにね。
 なんでだろう…
 なんで…っ」


「千香っ!!」


見ていられなかった。


自分を責める千香を。


1人で静かに壊れていきそうな千香を…


私はそっと抱きしめた。


千香は『安心する…』と呟いて寝てしまった。


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