ベランダから見える星
「静,ちょっといいか?」


千香が寝ているのを知ってか拓海が小声で私を呼んだ。


戸が少し開いていたところからみて覗いてたんだろうな…。


私は『リビング行く』と返事をして千香をそっとソファに寝かせた。


「おまたせ〜
 …って居心地悪っ」


リビングに行くと3人とも何かしらオーラを纏っていた。


やっぱり盗み聞きしてたんだ…


音緒はキレてて拓海は無表情なんだけど…多分音緒と同じ。


実はかなり落ち込んでいた。


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