ベランダから見える星
眉間に皺を寄せる音緒と拓海に何故か涙を流している千香。


そして状況が飲み込めずオロオロしている私。



「せ…いっ…!」


いつもの千香と全然違い少し戸惑ったけど,私は千香の肩を抱き頭を撫でた。


『千香』と名前を呼びながら…



「ご馳走さん。」


かなりの量のオムライスを平らげた音緒はさっさと部屋へと戻っていく。


続いて拓海も食べ終わり席を立つ。


リビングに残ったのは私と千香だけだった。


微かに聞こえていた会話が聞こえなくなったのはそれから15分後。


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