薬品と恋心

「…ジェンティアナさま。本日の予定は町に外出と聞いております」



メイドは困ったように眉をよせた。



ー町に…出る?



町娘の格好で、まとめられた荷物を持って?


どう考えてもやんわりと城から追い出そうとしているようにしか思えない。


ジーニアスはこのことを知っているのだろうか。


ー確かめたい。



ー会って話がしたい。



ティアを顔をあげるとまっすぐにメイドを見た。


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