レモンキャンディ
カウンセリング室で相談をした日から数週間が過ぎた。
少し肌寒くなり制服が冬服に戻った。
文化祭が近くなる。
「えぇーっと。今日のホームルームは文化祭実行委員さんにかわりまーす。」
相変わらずだるそうに山下先生はいった。
最近はこのやる気なさそうなところが女子受けし始めている。
広瀬さんと話しをして自分のきもちを固めたさおりだったが大矢君との距離は全く縮んでいなかった。
むしろ渋谷であんなことがあってから距離が開いてる気がする。
あれ、、、そういえば私あのとき好きにならないとかなんとか会わないとかなんとかとか、、、。
そんなことをいっていた気がする。
ど、、、、、どうしよう。
さおりは悶々と考えていた。
その間に文化祭の出し物が決まってたなんて知らなかった。
「えっとー、先に衣装係だけ決めたいんだけど、、、、」
「あ、それ私とさおりでやります!!
本番シフト入れはいから、、、。」
突然自分の名前がでてきて驚く。
「さおり、一緒にやろ?」
「え、え、え……や、やろ?」
全然話しを聞いていなかったため、全く違うことを想像する。
「あー、なに赤くなってるの?
衣装作るんだよ!」
衣装と聞いて余計にアホなことを考えていた自分が恥ずかしくなった。