AfterStory~彼女と彼の話~
そろそろ花見の時間が終盤になり、皆でゴミを片付け始める。
宝条さんも率先して分別をしていて、俺もペットボトルのラベルをビリビリ剥がしてゴミ袋に突っ込んだ。
「ちょっと髪の毛が邪魔だから結ぼうっと」
宝条さんはバックからシュシュを取り出しておろしていた髪の毛を纏めて、またゴミの分別をし始め、へぇ、纏めてみると女性って印象が変わるもんだな。
ん?宝条さんの右側の首筋に見える赤い痕ってー…、俺は一眼カメラでバシャっと撮ると、宝条さんが俺の方に顔を見上げる。
「秋山先輩?」
「宝条さんさ、髪の毛をおろしたほうが良いよ」
「どうしてですか?」
「2人して何に盛り上がってんだ?」
水野が俺の所に来たので、俺は液晶画面を水野に見せると水野はあぁという顔をしたので、俺は宝条さんほらと見せると、本人は目を見開いて口をパクパクさせる。
「随分相手と楽しんだんだね。相手は年上?同い年?」
「水野先輩…、これ以上聞かないで下さい!」
「証拠は押さえたし、暫くこれは保存しておこう」
「ちょっと秋山先輩も!消して下さい!!」
俺と水野はずっと宝条さんをいじり、本人はすぐシュシュを外して髪の毛をおろしたけど、この痕をつけた男って大胆だな。めっちゃ赤かったし、俺だったら見えない所にマーキングするけどな。
翌日、水野と田所さんと荒木編集長で石井選手のチームに取材しにいき、今日も良い写真が撮れて満足する。
食堂で荒木編集長のフィードバックを受け、昼食を食べていると花見の話題になった。
「荒木編集長も来てくれると思ってたのに、寂しかったです」
「酔っ払いが多い所で花見なんて無理」
田所さんが残念がりながらカレーを食べていて、荒木編集長は炒飯をバクッっと食べる。
「花見といえばゴミの片付けをしていた時に、宝条さんの反応が面白かったよな」
「ああ。顔を真っ赤にさせながら俺の一眼カメラで撮った写真を消してって言っていたな」
「写真?」
水野と俺が花見での出来事を話すと荒木編集長がレンゲを動かす手を止めたので、俺は一眼カメラの液晶画面を操作して本人にカメラを差し出すと、田所さんも興味津々で覗き込んで笑う。
「凄い。大胆な痕ですねって、あ…」
「秋山さぁ…」
田所さんはかなり焦った様子でいて、荒木編集長が俺の名前をポツリと呟くとレンゲを静かに置いて、俺の一眼カメラを奪い取ると、素早くボタンの操作をして俺に返した。
「こういう写真を撮るの、止めな」
俺は液晶画面のデータを確認したら、宝条さんの右側の首筋に出来た赤い痕が写真が消されていた。
「折角撮ったのに。水野も宝条さんに相手の事を聞き出して楽しんでましたよ?」
「俺のことは話さなくていいって!」
「水野もか」
あ、やばい。荒木編集長の前髪で表情はどんなかは分からないけど、空気がピリッとなったのが分かる。
「2人共、最近ハラスメントに厳しい世の中なんだから、例えスポーツ部内であっても気をつけな」
「はい…」
「すいませんでした」
俺と水野は謝り、こんなに怒らなくてもいいだろ。
荒木編集長は先に食事を終えて食器を片付け、スマホを取り出して指で画面を高速にタップして、黒パンツにしまった。
「この後は直帰にするから、お疲れ」
「お疲れ様でした」
俺達は荒木編集長を見送り、3人でふぅと息を吐いた。
「荒木編集長が怖かった」
「空気がピリッとなったな。秋山が写真を見せるからだろ」
「見せたほうが話しが早いと思ったからだし、水野も宝条さんに色々聞き出してたのは事実だろ」
「相手がどんな人か普通に聞きたかっただけだし、だってあんな場所に赤い痕をつけるのって見られてもいいってことだろ?」
「確かに。大胆だよな。田所さんだったら、どう痕をつけるんですか?」
「俺だったらー…」
その後はずっと3人で女性との触れ合いの話で盛り上がり、俺は一眼カメラをいじり続けた。
side秋山真司 Fin
“SAKURAstory〜“四つ葉の三姉妹編”〜”をお読みくださり、どうもありがとうございました。
また荒木編集長と宝条真琴のお話の更新を頑張ります。
2026/04/03 羽音
宝条さんも率先して分別をしていて、俺もペットボトルのラベルをビリビリ剥がしてゴミ袋に突っ込んだ。
「ちょっと髪の毛が邪魔だから結ぼうっと」
宝条さんはバックからシュシュを取り出しておろしていた髪の毛を纏めて、またゴミの分別をし始め、へぇ、纏めてみると女性って印象が変わるもんだな。
ん?宝条さんの右側の首筋に見える赤い痕ってー…、俺は一眼カメラでバシャっと撮ると、宝条さんが俺の方に顔を見上げる。
「秋山先輩?」
「宝条さんさ、髪の毛をおろしたほうが良いよ」
「どうしてですか?」
「2人して何に盛り上がってんだ?」
水野が俺の所に来たので、俺は液晶画面を水野に見せると水野はあぁという顔をしたので、俺は宝条さんほらと見せると、本人は目を見開いて口をパクパクさせる。
「随分相手と楽しんだんだね。相手は年上?同い年?」
「水野先輩…、これ以上聞かないで下さい!」
「証拠は押さえたし、暫くこれは保存しておこう」
「ちょっと秋山先輩も!消して下さい!!」
俺と水野はずっと宝条さんをいじり、本人はすぐシュシュを外して髪の毛をおろしたけど、この痕をつけた男って大胆だな。めっちゃ赤かったし、俺だったら見えない所にマーキングするけどな。
翌日、水野と田所さんと荒木編集長で石井選手のチームに取材しにいき、今日も良い写真が撮れて満足する。
食堂で荒木編集長のフィードバックを受け、昼食を食べていると花見の話題になった。
「荒木編集長も来てくれると思ってたのに、寂しかったです」
「酔っ払いが多い所で花見なんて無理」
田所さんが残念がりながらカレーを食べていて、荒木編集長は炒飯をバクッっと食べる。
「花見といえばゴミの片付けをしていた時に、宝条さんの反応が面白かったよな」
「ああ。顔を真っ赤にさせながら俺の一眼カメラで撮った写真を消してって言っていたな」
「写真?」
水野と俺が花見での出来事を話すと荒木編集長がレンゲを動かす手を止めたので、俺は一眼カメラの液晶画面を操作して本人にカメラを差し出すと、田所さんも興味津々で覗き込んで笑う。
「凄い。大胆な痕ですねって、あ…」
「秋山さぁ…」
田所さんはかなり焦った様子でいて、荒木編集長が俺の名前をポツリと呟くとレンゲを静かに置いて、俺の一眼カメラを奪い取ると、素早くボタンの操作をして俺に返した。
「こういう写真を撮るの、止めな」
俺は液晶画面のデータを確認したら、宝条さんの右側の首筋に出来た赤い痕が写真が消されていた。
「折角撮ったのに。水野も宝条さんに相手の事を聞き出して楽しんでましたよ?」
「俺のことは話さなくていいって!」
「水野もか」
あ、やばい。荒木編集長の前髪で表情はどんなかは分からないけど、空気がピリッとなったのが分かる。
「2人共、最近ハラスメントに厳しい世の中なんだから、例えスポーツ部内であっても気をつけな」
「はい…」
「すいませんでした」
俺と水野は謝り、こんなに怒らなくてもいいだろ。
荒木編集長は先に食事を終えて食器を片付け、スマホを取り出して指で画面を高速にタップして、黒パンツにしまった。
「この後は直帰にするから、お疲れ」
「お疲れ様でした」
俺達は荒木編集長を見送り、3人でふぅと息を吐いた。
「荒木編集長が怖かった」
「空気がピリッとなったな。秋山が写真を見せるからだろ」
「見せたほうが話しが早いと思ったからだし、水野も宝条さんに色々聞き出してたのは事実だろ」
「相手がどんな人か普通に聞きたかっただけだし、だってあんな場所に赤い痕をつけるのって見られてもいいってことだろ?」
「確かに。大胆だよな。田所さんだったら、どう痕をつけるんですか?」
「俺だったらー…」
その後はずっと3人で女性との触れ合いの話で盛り上がり、俺は一眼カメラをいじり続けた。
side秋山真司 Fin
“SAKURAstory〜“四つ葉の三姉妹編”〜”をお読みくださり、どうもありがとうございました。
また荒木編集長と宝条真琴のお話の更新を頑張ります。
2026/04/03 羽音