AfterStory~彼女と彼の話~
├星野美空✕水瀬幸雄の場合
side星野美空
九条さんと別れ、電車に揺れているとスマホのメッセージを受信したので、画面をタップすると幸雄さんからだった。
『後1時間で四つ葉を出るから、俺の部屋で待っていて』
周りに人がいるからニヤける口元をバレたくないので、必死に我慢する。
お互いの部屋を行き来するけど、やっぱ恋人の部屋に行くのはドキドキしちゃうな。
いつも頑張って仕事をしている幸雄さんに美味しいご飯を食べて貰いたくて、今日も張り切って作ろうと決め、スーパーで買い出しを済ませて、先に幸雄さんが住むマンションに行き、合鍵を使って玄関を開けて入る。
「お邪魔します…」
小声で言い、静かな空間だから歩く音がよく響く。
冷蔵庫に飲み物を入れ、早速夕飯作りを始め、ある程度までは作って、後は幸雄さんが帰宅してから温めようとコンロの火をバチっと消した。
リビングのソファにちょこんと座り、バックからファッション部の副編集長から貰ったプロフィール帳のサンプルを手にする。
幸雄さんはどんな風に答えてくれるかな?
私はペンを取り出してソファから降りて、ローテーブルにプロフィール帳を置き、自分の欄を埋めていく。
「“恋人としたいこと”…、いっぱいあり過ぎる」
う〜んと考えていたら玄関が開く音が聞こえ、幸雄さんが帰ってきたのが分かり、直ぐ立ち上がってパタパタと廊下を歩いて玄関に向かう。
「ただいま」
「おかえりなさい!」
満面の笑みで挨拶をすると幸雄さんもニコッと微笑み、私の背中に手を添え、一緒に廊下を歩く。
「頑張って仕事を終えてきた」
「お疲れ様です。夕飯を温めて一緒に食べましょ?」
「凄くお腹が空いてるから、先ずは“こっち”を食べたいな」
「え?ちょ…」
その先の言葉が続かなかったのは幸雄さんの唇で塞がれたのが原因で、結局夕飯にありつけたのは2時間後だった。
九条さんと別れ、電車に揺れているとスマホのメッセージを受信したので、画面をタップすると幸雄さんからだった。
『後1時間で四つ葉を出るから、俺の部屋で待っていて』
周りに人がいるからニヤける口元をバレたくないので、必死に我慢する。
お互いの部屋を行き来するけど、やっぱ恋人の部屋に行くのはドキドキしちゃうな。
いつも頑張って仕事をしている幸雄さんに美味しいご飯を食べて貰いたくて、今日も張り切って作ろうと決め、スーパーで買い出しを済ませて、先に幸雄さんが住むマンションに行き、合鍵を使って玄関を開けて入る。
「お邪魔します…」
小声で言い、静かな空間だから歩く音がよく響く。
冷蔵庫に飲み物を入れ、早速夕飯作りを始め、ある程度までは作って、後は幸雄さんが帰宅してから温めようとコンロの火をバチっと消した。
リビングのソファにちょこんと座り、バックからファッション部の副編集長から貰ったプロフィール帳のサンプルを手にする。
幸雄さんはどんな風に答えてくれるかな?
私はペンを取り出してソファから降りて、ローテーブルにプロフィール帳を置き、自分の欄を埋めていく。
「“恋人としたいこと”…、いっぱいあり過ぎる」
う〜んと考えていたら玄関が開く音が聞こえ、幸雄さんが帰ってきたのが分かり、直ぐ立ち上がってパタパタと廊下を歩いて玄関に向かう。
「ただいま」
「おかえりなさい!」
満面の笑みで挨拶をすると幸雄さんもニコッと微笑み、私の背中に手を添え、一緒に廊下を歩く。
「頑張って仕事を終えてきた」
「お疲れ様です。夕飯を温めて一緒に食べましょ?」
「凄くお腹が空いてるから、先ずは“こっち”を食べたいな」
「え?ちょ…」
その先の言葉が続かなかったのは幸雄さんの唇で塞がれたのが原因で、結局夕飯にありつけたのは2時間後だった。