AfterStory~彼女と彼の話~
ずっとプロフィール帳で盛り上がっていると、“恋人としたいこと”に視線が行く。
玲二さんってどんな風に書くのかな?いや、したいことって本人の口から聞いたことがない。
ちらっと玲二さんの様子を見ると、報告書の書き直しに苦戦していて、まだ時間は掛かりそうだし、プロフィール帳って書かなさそうと小さく溜め息を吐く。
「吉野様の学生時代は吹奏楽部だったんですね」
「はい。フルートで、大会へ出場したかったですけど、他校の演奏に圧倒されるばかりでした。鷲宮さんは?」
「そうですね、ずっと柔道や剣道をしていたので、今の仕事に役立ってますよ」
「わぁ、柔道ってピッタリですね」
「ありがとうございます」
鷲宮さんは照れて微笑み、玲二さんの学生時代も知りたいなぁ。
「書き終わった…、鷲宮さん、確認をお願いします」
玲二さんが鷲宮さんに報告書を差し出して、鷲宮さんはずっと読み、玲二さんは私の隣にドカっと座り、プロフィール帳を眺める。
「さっきから何で盛り上がっているかと思ったら、こういうことか」
「玲二さんの学生時代の部活って何ですか?」
「兄貴の影響で空手と、鷲宮さんと同じで剣道だな」
「空手…」
助けてくれる時、相手を素早く倒すのは空手の動きも関係があったんだ。
「血液型は?」
「確かB」
「生年月日は?」
「5月5日」
ふむふむと思いながらプロフィール帳に書いていくと、最後の項目の“恋人としたいこと”にペンが止まり、ちらっと玲二さんの顔を見る。
「何だよ」
「最後の項目、聞いても良いですか?」
「何て書いてあんだよ」
「“恋人としたいこと”だって〜」
鮫島さんが自分の席からニコニコとしながらこっちを見て項目を言うけど、玲二さんは何て答えてくれるかな?
「………貸せ」
「どうぞ」
玲二さんにプロフィール帳を渡すと、玲二さんはさらさらと書いて私にプロフィール帳を渡すと、ソファから立ってドアを開けて外に出て行った。
「何々?ホークスは何て書いたの?」
鮫島さんが興味津々にこっちに来て、辰巳さんも白鳥さんまでも来て、皆でプロフィール帳に書かれた事を見て、私は嬉しくて口元がニヤける。
「わぁお、ホークスらしいね」
「いちゃつくなら帰ってからにして頂戴」
「見て損しました」
「私は良いと思うぞ。さ、鷹野が待っていると思うので、どうぞ」
「はい!また来ます!」
私はプロフィール帳を大事に持ってホークスの部屋を出て、エレベーター前に立っている玲二さんに駆け寄って抱きついた。
「玲二さん」
「何だよ」
「プロフィール帳のこと、ありがとうございます」
「ふん」
エレベーターが開いて、一緒に乗り、駐車場の階に着くと扉が開いて降りる。
「千明」
「はい?」
「後でプロフィール帳のお前のしたいこと、書いておいて」
玲二さんが大きな左手を差し出すので、私も玲二さんの手を握る。
「行くぞ」
「はい!」
2人で手をギュッと握り、歩き出しながら玲二さんが書いた項目を思い出した。
【恋人としたいこと】
彼氏:じぃさんになっても千明の傍で護ること
彼女:お婆ちゃんになっても玲二さんに護って欲しいです
吉野千明✕鷹野玲二の場合
Fin
2026/05/05
玲二さんってどんな風に書くのかな?いや、したいことって本人の口から聞いたことがない。
ちらっと玲二さんの様子を見ると、報告書の書き直しに苦戦していて、まだ時間は掛かりそうだし、プロフィール帳って書かなさそうと小さく溜め息を吐く。
「吉野様の学生時代は吹奏楽部だったんですね」
「はい。フルートで、大会へ出場したかったですけど、他校の演奏に圧倒されるばかりでした。鷲宮さんは?」
「そうですね、ずっと柔道や剣道をしていたので、今の仕事に役立ってますよ」
「わぁ、柔道ってピッタリですね」
「ありがとうございます」
鷲宮さんは照れて微笑み、玲二さんの学生時代も知りたいなぁ。
「書き終わった…、鷲宮さん、確認をお願いします」
玲二さんが鷲宮さんに報告書を差し出して、鷲宮さんはずっと読み、玲二さんは私の隣にドカっと座り、プロフィール帳を眺める。
「さっきから何で盛り上がっているかと思ったら、こういうことか」
「玲二さんの学生時代の部活って何ですか?」
「兄貴の影響で空手と、鷲宮さんと同じで剣道だな」
「空手…」
助けてくれる時、相手を素早く倒すのは空手の動きも関係があったんだ。
「血液型は?」
「確かB」
「生年月日は?」
「5月5日」
ふむふむと思いながらプロフィール帳に書いていくと、最後の項目の“恋人としたいこと”にペンが止まり、ちらっと玲二さんの顔を見る。
「何だよ」
「最後の項目、聞いても良いですか?」
「何て書いてあんだよ」
「“恋人としたいこと”だって〜」
鮫島さんが自分の席からニコニコとしながらこっちを見て項目を言うけど、玲二さんは何て答えてくれるかな?
「………貸せ」
「どうぞ」
玲二さんにプロフィール帳を渡すと、玲二さんはさらさらと書いて私にプロフィール帳を渡すと、ソファから立ってドアを開けて外に出て行った。
「何々?ホークスは何て書いたの?」
鮫島さんが興味津々にこっちに来て、辰巳さんも白鳥さんまでも来て、皆でプロフィール帳に書かれた事を見て、私は嬉しくて口元がニヤける。
「わぁお、ホークスらしいね」
「いちゃつくなら帰ってからにして頂戴」
「見て損しました」
「私は良いと思うぞ。さ、鷹野が待っていると思うので、どうぞ」
「はい!また来ます!」
私はプロフィール帳を大事に持ってホークスの部屋を出て、エレベーター前に立っている玲二さんに駆け寄って抱きついた。
「玲二さん」
「何だよ」
「プロフィール帳のこと、ありがとうございます」
「ふん」
エレベーターが開いて、一緒に乗り、駐車場の階に着くと扉が開いて降りる。
「千明」
「はい?」
「後でプロフィール帳のお前のしたいこと、書いておいて」
玲二さんが大きな左手を差し出すので、私も玲二さんの手を握る。
「行くぞ」
「はい!」
2人で手をギュッと握り、歩き出しながら玲二さんが書いた項目を思い出した。
【恋人としたいこと】
彼氏:じぃさんになっても千明の傍で護ること
彼女:お婆ちゃんになっても玲二さんに護って欲しいです
吉野千明✕鷹野玲二の場合
Fin
2026/05/05