AfterStory~彼女と彼の話~
├宝条真琴✕荒木仁の場合
※本編は未完ですが、恋人設定でお読みください
side宝条真琴
スポーツ部が2階の編集部に戻ってから数ヶ月が過ぎ、今は総務課の星野さんから受け取った読者アンケートの葉書や郵便物を整理する。
今回も多く読者アンケートの葉書が届いたから、読者の手に“Scoperta”が読まれているのが嬉しいな。
「宝条さんって今、良いですか?」
「はい」
ファッション部の副編集長から声をかけられ、何だろうって思っていたら、1枚の紙を渡された。
「今度、冬に向けて発売する“Clover”につける企画を考えていて、皆からの反応を知りたいから協力してもらっても良いかな?」
「良いですけど、プロフィール帳?」
「そっ。内容がー…って感じで、学生時代にやらなかった?」
「やりました!うわぁ、懐かしい」
私はプロフィール帳をまじまじと見ていたら、編集部のドアが開いて仁さんが入ってきた。
「何を見てるの?」
「プロフィール帳です!学生時代の時に卒業式で交換とかしたんですよ」
私が仁さんにプロフィール帳を見せると、本人は小さく溜め息を吐く。
「今は仕事中だから、書くなら昼休みにして」
「す、すいません」
仁さんはすたすたと自分の席に行き、バックから紙束をバサッと出して赤ペンを走らせる。
「宝条さん、御免ね」
「いいえ。でも折角なので、書いても良いですか?」
「是非!まだサンプルの紙があるから、スポーツ部でやってみてね」
「ありがとうございます!」
私は副編集長から幾つかプロフィール帳を貰い、また自分の仕事を再開した。
お昼休みになり、仁さんは姫川編集長と【もりや】に行き、私はお弁当を食べながら話題はプロフィール帳で盛り上がる。
「姫川編集長の調理実習部って驚いたな」
「唐揚げやカレーって、男子校らしいな」
田所副編集長と佐藤さんが姫川編集長の学生時代で盛り上がり、私もそのイメージを持っていなかったから調理実習部…、エプロンとかどんな感じにするんだろう。
プロフィール帳を手に取って、それぞれ書いてある項目を見ると、生年月日、血液型は王道だよね。
部活…、仁さんって確か野球をしていたって言っていたけど、他にもあるのかな?三斗さんとかに聞くと教えてくれそうだけど…、詮索されるの嫌がりそうだし、こういうプロフィール帳って興味無さそうというか、書いてはくれないよね。
小さく溜め息を吐いてたらお昼が終わり、仁さんと姫川編集長が戻ってきて、少しだけ仁さんの様子を見ると、仁さんも顔をこちらに向けた。
「どうしたの?」
「え、えっと…」
プロフィール帳を渡しに行くべきか、どうしようかと思ってたら、ファッション部の女性社員達から私に向けてプロフィール帳を見せて、指も仁さんの方に向けてるので、うう…、おずおずとプロフィール帳を持って仁さんに近づく。
「これ…、書いて下さい!!」
「………」
私がプロフィール帳を仁さんに向けて差し出すと、仁さんは静かに受け取り、周囲からうぉ~とかきゃあぁ~とかの声が。
すると仁さんは赤ペンでさらさらとペンを走らせ、私に差し出したので何が書いてあるのか視線をプロフィール帳に向ける。
そこには赤ペンで『絶対に教えない』と、縦書きで大きく書かれており、ですよねと思いながら自分の席に戻った。
side宝条真琴
スポーツ部が2階の編集部に戻ってから数ヶ月が過ぎ、今は総務課の星野さんから受け取った読者アンケートの葉書や郵便物を整理する。
今回も多く読者アンケートの葉書が届いたから、読者の手に“Scoperta”が読まれているのが嬉しいな。
「宝条さんって今、良いですか?」
「はい」
ファッション部の副編集長から声をかけられ、何だろうって思っていたら、1枚の紙を渡された。
「今度、冬に向けて発売する“Clover”につける企画を考えていて、皆からの反応を知りたいから協力してもらっても良いかな?」
「良いですけど、プロフィール帳?」
「そっ。内容がー…って感じで、学生時代にやらなかった?」
「やりました!うわぁ、懐かしい」
私はプロフィール帳をまじまじと見ていたら、編集部のドアが開いて仁さんが入ってきた。
「何を見てるの?」
「プロフィール帳です!学生時代の時に卒業式で交換とかしたんですよ」
私が仁さんにプロフィール帳を見せると、本人は小さく溜め息を吐く。
「今は仕事中だから、書くなら昼休みにして」
「す、すいません」
仁さんはすたすたと自分の席に行き、バックから紙束をバサッと出して赤ペンを走らせる。
「宝条さん、御免ね」
「いいえ。でも折角なので、書いても良いですか?」
「是非!まだサンプルの紙があるから、スポーツ部でやってみてね」
「ありがとうございます!」
私は副編集長から幾つかプロフィール帳を貰い、また自分の仕事を再開した。
お昼休みになり、仁さんは姫川編集長と【もりや】に行き、私はお弁当を食べながら話題はプロフィール帳で盛り上がる。
「姫川編集長の調理実習部って驚いたな」
「唐揚げやカレーって、男子校らしいな」
田所副編集長と佐藤さんが姫川編集長の学生時代で盛り上がり、私もそのイメージを持っていなかったから調理実習部…、エプロンとかどんな感じにするんだろう。
プロフィール帳を手に取って、それぞれ書いてある項目を見ると、生年月日、血液型は王道だよね。
部活…、仁さんって確か野球をしていたって言っていたけど、他にもあるのかな?三斗さんとかに聞くと教えてくれそうだけど…、詮索されるの嫌がりそうだし、こういうプロフィール帳って興味無さそうというか、書いてはくれないよね。
小さく溜め息を吐いてたらお昼が終わり、仁さんと姫川編集長が戻ってきて、少しだけ仁さんの様子を見ると、仁さんも顔をこちらに向けた。
「どうしたの?」
「え、えっと…」
プロフィール帳を渡しに行くべきか、どうしようかと思ってたら、ファッション部の女性社員達から私に向けてプロフィール帳を見せて、指も仁さんの方に向けてるので、うう…、おずおずとプロフィール帳を持って仁さんに近づく。
「これ…、書いて下さい!!」
「………」
私がプロフィール帳を仁さんに向けて差し出すと、仁さんは静かに受け取り、周囲からうぉ~とかきゃあぁ~とかの声が。
すると仁さんは赤ペンでさらさらとペンを走らせ、私に差し出したので何が書いてあるのか視線をプロフィール帳に向ける。
そこには赤ペンで『絶対に教えない』と、縦書きで大きく書かれており、ですよねと思いながら自分の席に戻った。