AfterStory~彼女と彼の話~
意識が戻ると、隣では気持ち良さそうに寝息をたてる美空がいる。
シーツはぐちゃぐちゃで皺だらけになっていて、どれだけ夢中でいたかが分かるくらいだ。
少し汗ばんでいる体を拭きたくて、ベッドから降りてバスルームに行くと、ある物が目に留まる。
「本当にあるんだな」
それを手にとって見ると、"チョコ風呂の入浴剤"と書かれ、この部屋を選んだ理由がこれなのだ。
バレンタインに引っかけてカップル向けのプランにこの入浴剤がつくので面白そうかなぁと思って、それにいつも別々にシャワーを浴びるので一緒にお風呂に入ってみたいという願望もある。
俺はバスタブにお湯をはり、入浴剤を入れてみると、無色透明から徐々にチョコ色に変わっていき、香りもチョコだ。
ベッドに戻り、寝ている美空の肩を優しく叩くと、美空は瞼をゆっくり開く。
「んっ…、幸雄さん、どうしました?」
「美空、一緒にお風呂に入らない?」
「えっ?」
「こっち」
「まっ、待って下さい」
俺は美空の手を取ると起き上がらせ、美空はシーツを体に巻きつけて一緒にバスルームに行く。
「凄い…」
「チョコ風呂の入浴剤を使ってみたんだ」
2人でバスタブを見ると、チョコの香りが鼻腔をくすぐり、早くお風呂に入りたくなる。
「せっかくだから入らない?」
「えっと…、先に入って待っててもらえますか?」
「何で?」
「バスルームが明るいし、恥ずかしいです」
「………分かった。先に入って待ってるね」
いつも見ているのに、何処か抵抗あるんだな。
(女性心というのは難しい…)
先にバスルームに入って、シャワーを浴びてバスタブに浸かる。
「幸雄さん、振り向かないで下さいね」
「はいはい」
ドアの方を見ないように顔を向けたら、背後からドアが開く音がしてシャワーの音がしたから、美空がバスルームに入ってきたのが分かる。
「入ります」
「うん」
そしてチョコ風呂に美空が入ってきて、俺は顔を元に戻すと美空が顔を真っ赤にしながらチョコ風呂に浸かっていた。
シーツはぐちゃぐちゃで皺だらけになっていて、どれだけ夢中でいたかが分かるくらいだ。
少し汗ばんでいる体を拭きたくて、ベッドから降りてバスルームに行くと、ある物が目に留まる。
「本当にあるんだな」
それを手にとって見ると、"チョコ風呂の入浴剤"と書かれ、この部屋を選んだ理由がこれなのだ。
バレンタインに引っかけてカップル向けのプランにこの入浴剤がつくので面白そうかなぁと思って、それにいつも別々にシャワーを浴びるので一緒にお風呂に入ってみたいという願望もある。
俺はバスタブにお湯をはり、入浴剤を入れてみると、無色透明から徐々にチョコ色に変わっていき、香りもチョコだ。
ベッドに戻り、寝ている美空の肩を優しく叩くと、美空は瞼をゆっくり開く。
「んっ…、幸雄さん、どうしました?」
「美空、一緒にお風呂に入らない?」
「えっ?」
「こっち」
「まっ、待って下さい」
俺は美空の手を取ると起き上がらせ、美空はシーツを体に巻きつけて一緒にバスルームに行く。
「凄い…」
「チョコ風呂の入浴剤を使ってみたんだ」
2人でバスタブを見ると、チョコの香りが鼻腔をくすぐり、早くお風呂に入りたくなる。
「せっかくだから入らない?」
「えっと…、先に入って待っててもらえますか?」
「何で?」
「バスルームが明るいし、恥ずかしいです」
「………分かった。先に入って待ってるね」
いつも見ているのに、何処か抵抗あるんだな。
(女性心というのは難しい…)
先にバスルームに入って、シャワーを浴びてバスタブに浸かる。
「幸雄さん、振り向かないで下さいね」
「はいはい」
ドアの方を見ないように顔を向けたら、背後からドアが開く音がしてシャワーの音がしたから、美空がバスルームに入ってきたのが分かる。
「入ります」
「うん」
そしてチョコ風呂に美空が入ってきて、俺は顔を元に戻すと美空が顔を真っ赤にしながらチョコ風呂に浸かっていた。