世界一遠距離恋愛
「…いくらしたの?」
「ここだけの話、セール品だったんだよそれ。五十万くらいで買えたわ。」
何そのラッキー!みたいな顔!?五十万!?あたしがあげたの十円の十五センチのスナック菓子!これ五十万の三十センチのクマさん!全然お礼とかそういうレベルじゃなくなってるじゃん!やっぱりお金持ちってやる事違うなぁ…。
「い…いやいやいやいや!同じ種類の小さいサイズあったよね!?それなら千円くらいだよ!?…五十万!?」
「いやー…いいじゃん?よく絵里子ちゃんがお店の前で欲しそうな顔してるの見てたし、それが一番絵里子ちゃんに似合うかなって思ったんだし…何よりそうやって抱っこ出来るサイズがあげたかったんだよ。」
あ…確かに。このサイズ、両手で抱きかかえるには丁度いいサイズだ。
「絵里子ちゃんにぬいぐるみ抱っこしてもらいたかったんだよな…可愛いからさ。」
「ちょっ、それは完全に子供扱いしてるよね!?」
「ははっ、違うって。…本当に可愛いんだからさ。」
何かもう…恥ずかしいんだけど。顔が見られたくなくてクマさんに顔を埋める。
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