あーーー、もう、きみがかわいすぎてどうにかなりそうだからさぁ、責任とってよ

幸喜とゆくっり話しながら学校に行く。


何気に歩幅を合わせてくれるのも、幸喜の優しさ。


そういう優しさが大好き。


「愛華ーーー!おーはーよーおー!」


むう。


友奈(ユウナ)が呼んでる。


しかも、すっごい大きい声で。


いやあ、ね、うん、友奈は大好きな私の親友だよ。


中学からの、ね、うん。


でもさ、ちょっと声大きすぎない!?


ちらちら、じろじろ、


ほらほらほらほら、目立ってるって!


恥ずかしい・・・・・・


プシュー、と顔から湯気が出そうなほど赤くなる。


ダダダダダダ、あ、友奈が走ってきた。


だから、目立ってるって。


「愛華、おはよう!」


そういって友奈は抱きついてきた。


「おはよう、友奈。」


「幸喜も、おはよう!」


「ああ、はよ。」


幸喜はそう言って、友奈をべりっと私から離した。


すると、友奈はニヤニヤして、
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