あーーー、もう、きみがかわいすぎてどうにかなりそうだからさぁ、責任とってよ
ご飯が食べ終わって、幸喜が洗い物をしてくれたあと、なぜか突然幸喜に話があると言われて、ソファに座っている。
「ちょっといい?」
「うん。」
なんだろ・・・・・・なんか嫌な予感がする・・・・・・
「おばさんたちね、あと5年くらい帰れないかもだって・・・」
「え・・・・・・」
ボクの親は、海外に仕事をしにいくことが多い。
ボクは一人でこの家に残っている。
幸喜は親とお兄さんが県外にいる。
もともとボクの家の隣に住んでたんだけど、お母さんとお父さんの仕事の都合で県外に行っちゃった。
幸喜もボクと同じで一緒に残るといってこっちに残った。
幸喜の住んでいた家は鍵をかけたままガラ空きだ。
幸喜はこの家に住みついている。