Wonderful DaysⅢ【berry’s cafeバージョン】
男の力と比べたら、女の私の力なんて非力で。
なんとか拘束を免れようと手足に力を入れてみたけれど、なんの抵抗にもならなかった。
「……おっと、気をつけろよ。この女、油断してるととんでもねぇ反撃してくんぞ」
「上から乗って押さえつけちまえば、問題ねぇだろ」
そう言って私の体をうつ伏せにすると、背中に跨った男は慣れた手つきで頭上に両手首を纏める。
「は、なし…てっ……」
───このまま、薬漬けにされてたまるかっ!
左腕に激痛が走るのも構わずに、無我夢中で暴れまわったつもりだったのに。
「お、威勢がいいじゃん。そう反抗的な態度とられると、益々ヤる気が出てくるぜ」
背後から体重をかけてくる男は、難なく結束バンドで手首を固定する。
手の自由が利かなくなれば、男達の行動は早かった。
「首輪で繋いで、調教しなおしてやるよ」
着けられた首輪には、ジャラジャラとした重い鎖がついていて。
それを引かれれば、強制的に上を向かされる。