氷と魔女《specialstory 完結》
「…………え?」




状況が飲み込めません。



空移動を使おうとしたらドアが壊れる音に邪魔されて…






急に夢奈が転がり込み…

「いてて……」

と言い…



今に至る。





「あの…えっと……?」



私が恐る恐る近づき、夢奈に声をかける…





「ねえ!」



わっ!




……夢奈が急に立ち上がり、きらっきらっの笑顔を見せながら私に詰め寄ってきたものだから…


びっくりした…




「あの…何?」


「わ〜!ひかないで!お願い!ひかないで〜!」

私が妙に後ずさっていることが分かったのか、夢奈は慌てた様子でまた近づいてくる。




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