忘れた
その後、あたしたちは近くにいた男女の大学生のグループに、一緒に試合をしないかと誘われた。


久々のバレーの試合。ほとんどお遊びのようなものだったが、とても懐かしくて、とても楽しかった。


「全然なまってないね」


勇介にそう言われて、あたしはちょっと嬉しかった。


その大学生のグループと意気投合したあたしたちは、何回か試合をして、この後飲みに行こうという話になった。


だけど、あたしは未成年の高校生だ。そう言って断ると、みんなすごく驚いていた。どうやらあたしは老け顔らしい。


全員と連絡先を交換して、あたしたちは体育館を後にした。


帰りの車の中、あたしは興奮気味だった。今日1日で、10人の連絡先が増えた。人との出会いは大切にしなきゃ、なんて語ったりした。

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