サヨナラなんて言わせない
それから独立がいよいよ現実的な話へと移っていく。
そんな中、カナに会った際にこの話をした時だった。
あいつが俺が予想だにしないことを言い出したのは。
「・・・そっか。ついに独立か。そう遠くないとは思ってたけど予想より早かったわね」
「あぁ。俺が一番驚いてるよ。でも森さんがあそこまで言ってくれるんだ。受けないなんて男じゃないだろ?」
「ふふ、確かに。・・・・よし、じゃああたしもその会社の片棒を担ぐわよ」
「・・・・・・・は?」
いきなり何を言ってる?
突拍子もないカナの言葉に俺はただ唖然とする。
何の冗談だ。
「言っとくけど冗談なんかじゃないわよ。私あの時言ったわよね?あんたの夢の片棒を担がせてくれって。司が独立するときには私も一緒にやるって前から決めてたのよ」
「お前何言って・・・・・。だって、店持つのが夢なんだろ?」
俺の言葉にあぁ、そう言えばといった顔をする。
「そうね。確かにそうだわ。でも司の事務所だって同じようなものでしょ?それに、マスターのお店を再建できたことでちょっと満足してる自分もいるの。あの店ならもう私がいなくても充分やっていけるわ。たまに顔出すことはあるかもしれないけど。それよりも今の私の夢はあんたの夢を傍らで支えることなのよ」
「何言って・・・・」
そんな中、カナに会った際にこの話をした時だった。
あいつが俺が予想だにしないことを言い出したのは。
「・・・そっか。ついに独立か。そう遠くないとは思ってたけど予想より早かったわね」
「あぁ。俺が一番驚いてるよ。でも森さんがあそこまで言ってくれるんだ。受けないなんて男じゃないだろ?」
「ふふ、確かに。・・・・よし、じゃああたしもその会社の片棒を担ぐわよ」
「・・・・・・・は?」
いきなり何を言ってる?
突拍子もないカナの言葉に俺はただ唖然とする。
何の冗談だ。
「言っとくけど冗談なんかじゃないわよ。私あの時言ったわよね?あんたの夢の片棒を担がせてくれって。司が独立するときには私も一緒にやるって前から決めてたのよ」
「お前何言って・・・・・。だって、店持つのが夢なんだろ?」
俺の言葉にあぁ、そう言えばといった顔をする。
「そうね。確かにそうだわ。でも司の事務所だって同じようなものでしょ?それに、マスターのお店を再建できたことでちょっと満足してる自分もいるの。あの店ならもう私がいなくても充分やっていけるわ。たまに顔出すことはあるかもしれないけど。それよりも今の私の夢はあんたの夢を傍らで支えることなのよ」
「何言って・・・・」