ご主人様はヤクザ


そいつは何も喋らず、ただ凛の顏を見つめている。
さすがの凛でも、こんな美形な顏にずっと見つめられると恥ずかしくなる。



「ど、どけってば.....」
悪態をつこうにも顏を近さに、どうにもこうにも悪態がつけない。



「もう6時30分になるんだってば、、、お、俺朝食の準備もしなきゃだし、、どけよ 、、、」


そして、やっと男は口を開いた。
「ご主人様だろ?」


へっ?一瞬何を言ってるのだこいつは
と思った。
無言で固まっていると

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