‡私立王城学園‡
「ん?誰や?」


ラ「1Sの姫野ラキです。学園祭報告書、お持ちしました。」


「あー、そっか。有難う。」



どうやら仕事から手が離せないらしく生返事する、副会長。




ラ「なにしてるんですか?」


ちょっとした好奇心から聞いてみた。


「いや、ちょっとハックしてるだけや。ちっこい会社の癖にねちっこいからな。」


ラ「へぇ。どこの会社なんです?」


「○○社や。ってなんで俺、こんな話ししてんの!?アカン、疲れてるせいや…。」


頭を抱えて悩み始めた。



ラ「ちょっと見せてください。」


パソコンを自分の方に向ける。


「おうぁ!?アカンって!」


副会長の声を無視してキーを叩く。



ラ「あぁ。このタイプはここから崩していくんですよ。そしたら簡単に開きます。」



ハックした画面を見せる。


「わっ!ホンマや。君、すごいな。」



ラ「いえ。これぐらいなんとも。」



そこで初めて副会長は俺に視線を向けた。


「どぅえぇ?!君、なんちゅう格好してんの!」



ラ「え?」



< 86 / 98 >

この作品をシェア

pagetop