ONLY YOU~愛さずにはいられない~Episode.0~
「はくしゅん」

康秋君はまたくしゃみをした。

「カラダが資本の芸能人の俺が風邪引いたら、お前のせいだからな。香波」

それを言われると何も言い返せない。

「お前は布団でぬくぬくだったかもしれないけど。
こっちは寒かったんだよ」

康秋君は私の腕を掴んで、自分の方に引き寄せた。

二人でソファへと倒れこむ。

私は彼のカラダを組み敷した体勢になった。

「お前のカラダで温めて貰おうか?」

「私のカラダ??」

彼が私の顔に顔を近づけて来た。

「目瞑れよ」


「え、あ・・・」

私は素直に目を瞑ってしまった。

唇に重なる柔らかな感触。

ーーーーーまた、キスされてしまった・・・

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