不道徳でも愛してる2〜もうひとつの愛のカタチ〜【短編:完結】
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旧姓宮澤里依奈(ミヤザワ リイナ)は
大学卒業後
柊嘉之が院長を務める病院に就職した。
受付業務として入社したものの
僅か半年後に人事異動で
嘉之院長の秘書に抜擢されてしまった。
なぜなのかわからず戸惑う私に
『…入社試験の時
君の姿に一目惚れした。
君が僕の目に焼きついて離れない。
僕の秘書としては勿論
プライベートでも
僕のそばにいてくれないか?』
と、嘉之院長から愛の告白をされ
私より16歳も年上でバツイチな事に
一瞬迷ったけど
『大事にする。』との言葉を信じて
秘密ながらも交際をスタートさせた。
翌年のクリスマスに妊娠が発覚した私に
喜んだ嘉之院長からプロポーズをされ
指輪も頂いてすぐに入籍。
私が24歳、嘉之さんが40歳の時だった。
『柊 里依奈』となると同時に
院長夫人ともなり
そのまま寿退職して家庭に入った私は
夫となった嘉之さんを支え
2人で赤ちゃんの誕生を
心待ちにしていた。
しかし、そんな私達の幸せな生活は
……段々と壊れ始めていった。