失 楽 園
その頃には既に両親から私への折檻は
常習化していたので、私はすっかり
誰にも心を開かない
暗い女になっていた。
喋りかけられても
うまく応えることが出来ず、
私はいつしかクラスで
疎まれる存在となっていた。
別に辛くはなかった。
家でもずっとそんな状態だったのだ。
それが学校にまで広がっただけ。
私は誰にも心を開かず、
淡々とした毎日を淡々と
機械的に過ごした。
朝起きて、学校に行って、
ノートを取って、たまに悪口を言われ。
学校が終われば真っ直ぐ帰宅して、
母親に殴られ、
仕事から帰った父に罵倒された。