プリキス!!
奥でドアが開くような音がした。
その直後、此処に似つかわしくない女の子の声がして。
……これって!!
「烏丸?!」
俺は気がつくと叫んでいた。
「え……?」
小さい声しか帰ってこなかったけど、もう聞き逃さない。
間違えない!
「やっぱり烏丸だ!!」
烏丸と俺の間を邪魔する奴らをいとも簡単に蹴りとばす。
するとちょっと予想外に遠くまで吹っ飛んでいってしまった。
って……あれ?この先に烏丸がいるんだよね?
しまった?!なんて思ったけどそれは杞憂に過ぎなかった。
めぐと東麻がガードしてくれたみたいだから。
俺を恐れて戦意を失った不良達を押しのけ、ようやく見えた烏丸の元に向かった。
「烏丸!ごめん、そっち行っちゃった!」
謝りながら近づいた俺は言葉を失った。
というのも……烏丸のとんでもない格好をしていたから。
前側が破れたセーラー服。
水色のキャミソールが露になってて、少しだけ……下着も見えてる。
なんでこんな格好になってる訳?
てか一緒にいたはずの男共は何をしている!
俺の視線に気付いた烏丸は、自分の腕で抱きしめるようにして、前側を隠す。
その様子だと、自分でも忘れてたみたい。