† トータル †
ボクはパソコンを再び動かす。
ボクは家庭を支えるため、ハッキングを使い、数々の組織の裏情報を盗んでいた。
天才ハッカー・イオにハッキングしてほしい情報を書き、ボクのパソコンのメアドへ送る。
依頼を受けたボクは、その盗んでほしい情報を盗む。
盗んでメールを送り、お金を振り込んでもらう。
これで結構稼いでいた。
お母さんは全く話さず、パソコンだけがボクのトモダチだった。
ある時から。
お母さんはボクの育児を放棄した。
当時ボクはまだ4歳。
ご飯もくれなくて、お腹が空いたけど。
振り込まれるお金を使い、ボクは食べ物を買い、生きていた。
ある日、お母さんはボクに言った。
「・・・オリちゃん」
「・・・どうしたの?」
「ゴメンネ・・・」
「えっ・・・?」
その瞬間。
お母さんはボクの前で。
首を吊り、そのまま亡くなった。