† トータル †









ボクはパソコンを再び動かす。

ボクは家庭を支えるため、ハッキングを使い、数々の組織の裏情報を盗んでいた。

天才ハッカー・イオにハッキングしてほしい情報を書き、ボクのパソコンのメアドへ送る。

依頼を受けたボクは、その盗んでほしい情報を盗む。

盗んでメールを送り、お金を振り込んでもらう。

これで結構稼いでいた。




お母さんは全く話さず、パソコンだけがボクのトモダチだった。






ある時から。

お母さんはボクの育児を放棄した。




当時ボクはまだ4歳。

ご飯もくれなくて、お腹が空いたけど。

振り込まれるお金を使い、ボクは食べ物を買い、生きていた。




ある日、お母さんはボクに言った。



「・・・オリちゃん」

「・・・どうしたの?」

「ゴメンネ・・・」

「えっ・・・?」



その瞬間。

お母さんはボクの前で。



首を吊り、そのまま亡くなった。








< 132 / 158 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop