元姫と現姫ー嘘に塗れた真実ー




「桜…、元姫を追い出した理由が、現姫の事と”あの事件”の事が重なったせいだって知ったら…どうなるかしらね?」



「っなんで…!?」



朱雀の目が大きく見開かれる。




「何で”あの事件”の事を知っているのか聞きたいの?…ざーんねん。教えないわよ?」




フフっと妖艶に笑う。

半分、蔑みを含めて。




「”あの事件”は…あんた達、来龍を最も混乱させたものね?」



「っ、」



「唯でさえ混乱してる時に、現姫がいじめられたものね?…頭は当然、正常には働かないでしょう…?」



間違いなく、いじめた元姫を追い出す。


__その混乱自体が、仕組まれたものだとも知らずに。


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