元姫と現姫ー嘘に塗れた真実ー
「……っ、…えっ、……」
怒鳴られた意味が分からない私は頭に疑問符を浮かべる。
そんな私を余所に、麗華は続ける。
「なんで心配してるのが分からないの!?」
「う、ん?」
「”うん”じゃないわよ!」
再びビクッと体を揺らす。
しかし、なんで怒鳴られなれてるの?という疑問は麗華の言葉で消えた。
「……少しは、頼ってよ…」
弱々しい、麗華の声。
普段強気な麗華では考えられない、小さな小さな声で。
「ごめ、ん…」
それほどまでに麗華に心配をかけたんだ、と思うと胸が傷んだ。
頭の痛みなんてもうなくて、胸が、どうしようもなく傷む。