元姫と現姫ー嘘に塗れた真実ー




***


「桜ちゃん、落ち着いてきた?」



「うん」



翔哉くんが”用事がある”と言って出ていった後、仁くんが私のところへ来た。

心配してくれる仁くん。


私はそんな仁くんを見て、ある事が頭に浮かんだ。



「なんか…仁くんお母さんみたいだね」



「え!?どこが!?」


ポツリと呟いたその言葉に仁くんは過剰に反応した。




「世話焼きなところとか、優しくしてくれるところとか、ね。」





仁くんがお母さんっぽいところをあげていく。


改めて思えば…女子力高いなあ、仁くん。



男の子なのに。
羨ましい。



これは麗華から聞いた話だけど、料理も出来ちゃうらしい。仁くんは。


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