元姫と現姫ー嘘に塗れた真実ー
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「桜ちゃん、落ち着いてきた?」
「うん」
翔哉くんが”用事がある”と言って出ていった後、仁くんが私のところへ来た。
心配してくれる仁くん。
私はそんな仁くんを見て、ある事が頭に浮かんだ。
「なんか…仁くんお母さんみたいだね」
「え!?どこが!?」
ポツリと呟いたその言葉に仁くんは過剰に反応した。
「世話焼きなところとか、優しくしてくれるところとか、ね。」
仁くんがお母さんっぽいところをあげていく。
改めて思えば…女子力高いなあ、仁くん。
男の子なのに。
羨ましい。
これは麗華から聞いた話だけど、料理も出来ちゃうらしい。仁くんは。