元姫と現姫ー嘘に塗れた真実ー






「……」


「、」




黙ったままの仁くんと何かを言いかけた私。


何かを言いかけたのかは、自分でも分からない。



なんで、なんでなんだろう。



自分のことなのに、良く分からない。


変だな。

こんな事、今までなかったのに。




私は今、何を言おうとしたの?


_何を、言いたかったの?





喉元まで出かかった言葉は、私の口から出ることはなく、消えていく。






< 218 / 355 >

この作品をシェア

pagetop