恋愛応援部

4

そんな俺に日崎はこう言った。
「勘月さんに反論できるの柳だけだからな……お前がいないと僕達だけじゃ勘月さんの世話はできないよ……」
そう笑って日崎は俺の近くへと足を進めた。
「分かった……つづけるよ!!つづけてやるってのー」
俺はふっきれたようにそう言うと、近くまで来ていた柳を見つめた。
「俺絶対ゲットしてやるよ!お前も絶対……」
「わかってるよ、さぁ、勘月さんが待ってるから行こう」
そして俺たちは生徒会室へと足を運んだ。
俺と日崎が生徒会室まで戻ると、そこにはやりたいほうだいに寛ぐ勘月の姿があ
った。
「あーやっと戻ってきた!心配したをだからー」
勘月には心配した様子などなく、ただいつもの様にソファーに腰をかけていた。
「あーい只今戻って来ましたよん」
俺はふざけながらそう言った。
「僕、威槙君呼んで来ますねー」
「いまッキーなら帰たわよ」
勘月が口を挟む。
「じゃあ三人で良いですよね」
「仕方ないわね、威槙には明日教えてもらうとしてー」
勘月は立ち上がり俺と日崎の手を引っ張った。
「じゃーいくわよ!!」
「僕は又霧さんと付き合う!!」
日崎がてを前に出した。
「俺は絶対彗華をゲットする!!」
俺が手を重ねた。
「私はー……いーわない!!」
勘月が手を重ねた。
「え゛ーズル!!」
日崎と俺がほぼ同時でそう叫んだ。

結局俺と日崎は勘月の作戦に填められたわけだ、でも結局俺は恋愛応援団を続ける事にした。
諦めの悪い俺が諦めのつく様に最後まで突っ走ってやる。
そう心にちかった。


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